つわりは女性も辛いが男性も辛い(システムエンジニア育児日記/2話)

前置き

こんな事を書くと「甘えるな!」、「本人が一番つらい」と言われると思いますが、あくまで一意見として書いております。心の弱い僕には、どうしても辛かったので書き残しておこうと思います。

 

概要

妊娠が分かってからは、家事分担は僕8、妻2ぐらいで続いていました。

安定期に入る前から妻のつわりが酷くなり、会社を休んだり横になっている時間が増えてきました。

家事の物理的な負担と精神的な負担はイコールではないこと。

自分が辛いことを言ってしまいたいが、それで解決することではないので言えずに心の負債が溜まっていくこと。を書いていこうと思います。

 

家事の把握は難しい

家事の全体量ってどうしても把握が難しいんですよね。掃除、洗濯と大雑把に把握はできますが、掃除の中にも掃除用品の管理や購入といういった名もなき家事が存在します。名もなき家事は把握が難しいし、そもそもやっていない側は認識すら難しい。自分が行っている家事の粒度でしか把握ができないので、パートナーがやっている細かい家事なんで知ることも出来ないんですよね。なので、自認で8割ぐらいになってくると、自分がやっている家事って全部じゃね?って錯覚してしまいます。

 

物理的負担8割 = 精神的負担10割

家事は自分で率先してやっているつもりでも、5%ぐらいには「やってあげている」という感情が隠れていると思っています。妻は、僕が家事をすると全部に「ありがとう」と言ってくれるので、もう少し軽減出来ているかもしれませんが、「やってあげている」が0%になるわけではありません。この感情のやっかいなところなのは、徐々に蓄積していくということです。蓄積量が低いうちはいいのですが、蓄積量が高くなってくると、どうしてもイライラしている時が多くなってしまい、パートナーのちょっとした言動でなおイライラしてしまうんです。この蓄積量を減らすためには家事量を減らすしかないと思っています(個人的な会見)。家事の量を減らしたいが、どうしても減らせない部分もあるので、どうしても精神的負荷が少なくならない状況が続いていました。

 

心をニュートラルにする

妻の事が心配で寄り添っても状況は改善しないという状況に、家事の負担が増えたという状況で精神的に良くない状態に向かっている感じがしました。

ここで僕が精神的に壊れてしまうと、夫婦共倒れになってしまいます。

この状況で僕が実施したのは、心をニュートラルにすることでした。嬉しいことがあっても、辛いことがあっても心のアクセルを踏まない(感情を動かさない)ということでした。短期的にみると自分の心を守ることができますが、やはり副作用もあります。妻のしんどい姿を見ても共感しないようにしたり、頼まれごとに機械的に対応してしまったりしてしまいます。本心ではもっと心配した言動を取りたいのですが、心が追いつかない状態でした。本当はそこまでしんどくないのではないか?横になっているから、なおしんどくなるのではないか?と言いたい気持ちもありましたが、言いませんでした。

つわりを経験している女性側が一番しんどいとは思います。サポートする男性側も辛いということにもスポットライトをあてて、サポートできるような体制があればいいなと思いました。